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Weather ReportのLAのComplex Studiosでのスタジオライブと 大阪のフェスティバルホールでの演奏を収めた1980年作品『Night Passage』について。 78年の前作『Mr.Gone』では Tony WilliamsやSteve Gaddといった一流有名ドラマーを採用していますが、 直後にメンバーとして加入するPeter Erskineも参加。 71年の結成時から8人(Tony WilliamsやSteve Gaddや、即クビになったドラマーを入れると10人以上) に渡るドラマーの交代劇に終止符を打ったのです。 Weather ReportというとMiles Davisの「In A Silent Way」「Bitches Brew」の 共同作業者であるJoe Zawinulがその路線を引き継いだ混沌としたサウンドの第1期(Mirosrav Vitouš参加時期)と、 よりFunk色の強いハイエネルギーバンドとしての第2期(Alphonso Johnson参加時期)、 そしてインストバンドとして類稀な成功を収めた第3期(Jaco Pastorius参加時期)、 フュージョン的なサウンドで86年の解散まで活動した第4期(Victor Bailey参加時期)、 と4つの時期に大まか(ほんと大まかですが)に分けられると思いますが… この1980年作品『Night Passage』。 特にこの頃のツアー内容は洗練された爆発力を持ち合わせたWeather Reportの究極の姿だと思っています。 1980年頭、Jaco Pastoriusが地元フロリダでの数回のギグの後にスカウトした Robert Thomas Jrを加えたWeather Reportはクインテットで1〜3月、6〜12月、 そして1981年の7月まで100本を超えるワールドツアーをしています。 その中でも80年の後半、11月13日と14日。 LondonのHammersmith Odeon(現HMV Hammersmith Apollo)でのライブ内容は常軌を逸しています。 他の会場とは違い2日間同会場での公演だったせいもあるかもしれません。 81年になるとメンバー間の関係の悪化やJaco Pastoriusの奇行や曲を覚えてこないなどの問題、 そして自分名義のバンドの結成などのゴタゴタで演奏内容もギクシャクし始めます。 つまりこのLondon公演辺りが最も充実度の高い演奏だった可能性が高いわけです。 以前からこの1980年のLondon公演は海賊版などで出回っていますが、 この音源がWeather Report像を更に印象の濃いものにしてくれました。 そのLondon公演がYouTubeにまるまるアップロードされています。 『Night Passage』発売当時のスイングジャーナルには "ウェザー・リポート、ジャズ回帰宣言!" とか書いてあった気がします(笑) 私は1980年生まれなのでもちろんリアルタイムではありません。 というのもこのアルバムはシャッフルとスウィングとバラードと3拍子を基調にしていて、 Duke Ellingtonの「Rockin' in Rhythm」のカバーまでしているためでしょう。 Weather Reportはこの頃、膨大な機材一式を空輸してツアーするほどのバンドだったそうですが (もろもろ私の信頼するベース/ジャコ仲間の友人Nさんの貴重な情報による) Weather Report ≒ Joe Zawinulはまだ過小評価されていると言っても過言ではないのではないかと思っています。 世界中の民族音楽を研究してきたJoe ZawinulはZawinul Syndicateを結成、 91年のSalif Keïtaの『Amen』のプロデュースをはじめ、 西アフリカの音楽とのコラボレーションを強めていくわけです。 若い人(こんな言い方をするようになってしまった…)はRichard Bona参加以降の後期の Zawinul Syndicateの印象の方が強いかもしれませんね。 88年、Zawinul Syndicate の1枚目のアルバム『The Immigrants』収録の Zawinulのシンセベースが超かっこいい「Criollo」のリンクも貼っておきます。 (成城学園前Bという喫茶店のマスターYさんに教えてもらった) 最近坪口昌恭さんや河合代介さんなどの熱烈なJoe Zawinul研究者の方達と Zawinulのことを話す機会があり、つい筆(フリック入力)をとってしまいました。
by orihararyouji
| 2019-06-16 01:02
| JACO
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