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2018年3月16日(金) 浦和cafeTone企画 第6回ジャコ・パストリアス特集 @浦和cafeTone 織原良次(fretless bass) ゲスト 橋本学(per) 1st. 1.Medley Donna Lee(Charlie Parker※)~ Come on come over(Jaco Pastorius/Bob Herzog)~ Continuum(Jaco Pastorius) 2.Las Olas(J.Pastorius) 3.Opus Pocus(J.Pastorius) 2nd 1.Medley Cannonball(Zawinul)~ Remark You Made(Zawinul)~Improvisation~ Liberty City(J.Pastorius)~ Barbary Coast(J.Pastorius) 2.Sophistecated Lady(Duke Ellington) 3.Medley Okonkole Y Trompa(DonAlias/Jaco Pastorius)~ Kuru(Jaco Pastorius)~ Reza(Jaco Pastorius)~ Giant Steps(John Coltrane)~Invitation(Bronisław Kaper)~ Soul Intro(Jaco Pastorius)~ The Chicken(P.W.Elis) Enc. Three Views of a Secret(J.Pastorius) ※「Jaco Pastorius/ジャコ・パストリアスの肖像」に準じて ![]() 浦和cafeToneさん企画、ジャコ・パストリアス特集の第6回目、今回のゲストは橋本学(ds)さんでした。 ライブ前の詳細ブログ https://orioriori.exblog.jp/29367063/ 橋本さんはバスドラなしのスネア、ハイハット、フロア、ライドのシンプルセットでした。 今回はジャコ・パストリアス特集初の打楽器とのデュオとのことで、 ジャコに関わる難曲のハーモニーはベースのみが司る状況でしたが、 打楽器ならではの、そして橋本さんらしい自由なはによるアプローチで今までとはまた全く違う領域での演奏となりました。 特に、橋本さん発案によるジャコ・パストリアス・ビック・バンド時代のメドレーはデュオで表現することにかなりの難しさを感じていましたが、杞憂でした。 これはこの頃のジャコ・パストリアス・ビック・バンドにコード楽器を配していないこと、 ジャコ、ピーター・アースキン、ドン・アライアスによるアンサンブルによって大まかな枠組みが出来上がっていることが大きな理由だと思います。 緻密でシンプル、 オーセンティックで大胆、 ジャコ・パストリアス・ビック・バンドが大編成にして極めて自由な方針のもとに構成されていたことに改めて気付かされました。 橋本さんとのこのデュオはまた、折を見て企画したいと思います。 ツアーにも行ってみたいと思っています。 次回浦和cafeTone企画ジャコ・パストリアス特集はまだ未定ですが、年内にまた違ったゲストを迎えて開催予定です。 引き続きよろしくお願いします。 動画はメドレーではありませんが、今回のジャコ・パストリアス特集「Opus Pocus」の演奏です。 ファースト・アルバムに収録された奇曲「Opus Pocus」 原曲の布陣は以下。 Jaco Pastorius(fretless bass) Wayne Shorter(ss) Herbie Hancock(fender rhodes) Othello Molineaux(steel pan) Leroy Williams(steel pan) Lenny White(ds) Don Alias(per) Miles DavisバンドOB、Weather Report、Head Hunters、Return to Foreverの混成チームです。 レニー・ホワイトとドン・アライアスは「Bitches Brew」のリズム隊でもあります。 この曲の背景に迫りたいと思います。 ジャコは1972年に白人ソウル・シンガ一、ウェイン・コクラン率いるホーン・セクションを擁した11人編成のバンド、ウェイン・コクラン&C.C.ライダースに参加、全米をバスによるツアーで過ごしていました。 この頃、バンドのミュージカル・ディレクター/ギタリスト/ 作 編曲家のチャールス・ブレントのもとで譜面の読み方、作曲、アレンジなどを学び、このバンドに在団していた 1 0 ヵ月間に「アメリア」「バルーン・ソング」「マイクロコスムス」「コンティニューム」などを作曲しました。 1973年にC.C.ライダースを脱退し たジャコは地元フ口リダに戻り、ジャズ・マルチ・リード奏者 (サックス/ トランベッ ト/ フルート) のアイラ・サリヴァンのバンドでジャズ演奏の研鑽を積みます。 このバンドにはMIで教鞭をとっていたジャズ・ギタリスト、ジョー・ディオリオも在籍していました。 このとき、数多くのジャズ・スタンダード・ナンバーや「ドナ・リー」に代表されるビバップ・ナンバーに集中して取り組みました。 このバンドで出演していた“ライオンズ・シェア" というライヴハウスで出会ったのが、スティール・パン奏者のオセ口・モリノーでした。 フ口リダという地域の特性上、ジャコはスティー ル・パン自体は昔から (インタビューによると7歳)馴染みのあるものだったそうですが、(当時) 現代的な、ジャズを演奏するオセ口のスティール・パンのプレイを聴くまではこれほど先鋭的な楽器だという認識はなかったとのことです。 そこで意気投合したふたりによるコラボレーションが生んだ曲がこの「オーパス・ポーカス」という曲です。 「オーパス・ポーカス」はHopus Pocus(ちちんぷいぷい、というようなニュアンスらしい)と、作品を意味するOpusを掛け合わせた造語だと思われます。 フレットレス・ベースの技術作曲、ジャズを演奏することを覚えた彼がこの時点で書いたこの曲は、ジャコ日く “それまでなかったものだった" “アメリカ人でこんな曲を書いたヤツはいない" と自負していました。 そんな自負から"Opus"と冠したのではないでしょうか。 そして、オセ口のスティール・パンの音はジャコのキャリアに欠かすことのできないものになっていきます。 デビュー前夜のこの数年間は彼の作曲、奏法を語るうえで最も重要な時期だと言えるでしょう。 この曲は、印象的なリフと3つ の パートとベース・ラインから成る、独特なムードを持った曲です。 Aメロ/D♭7 Bメロ/E7 Cメロ/B♭7 各パートにひとつずつ違うベースラインが配され、 リフからメロディまでベース一人で完結するような独特な作りです。 ウェイン・ショーターのソプラノ・サックスもこのムードを決定づけています。 もちろん、ジャコはウェザー・リポート参加前なので、このテイクがウェイン・ショーターとの初共演だと思われます。 この作品のプロデューサーでBlood, Sweat & Tearsのオリジナル・メンバーでドラマーであるBobby Colombyによる采配が光ります。 ちなみにBlood, Sweat & Tearsにはこのアルバムリリース後、ジャコはメンバーとしてツアーに参加しています。
by orihararyouji
| 2018-03-20 01:07
| JACO
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