カテゴリ
NEWS PROFILE LIVE miD 織原良次の色彩感覚 BGA『透明な家具』 BASS SOLO floor girl w/荒悠平 佐山雅弘B'Ridge 八木映美と静かな実験 MOVIE MEDIA WORKS WORKS Bophana COTACT/MAIL BASS note COLUMN SOLO BASS JACO ベースマガジン連載 twitter
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
20代の頃、Bophanaというバンド(活動再開しています)で、シンガーソングライター小池龍平と一緒でした。
彼はリズムギターの多彩なアプローチを産むのに徹底的に右手の練習をしていました。 レニーニとラウル・ミドンとマーカスミラー(w)の影響を受けた(私見です)ガットギターやアコースティックギターをスラップしたり、カホンの用に低音のキックを出したり、同時にコードも鳴らす、というオリジナルのスタイルを追求していました。 小池龍平「Bad」 その頃、龍平さんは自作の右手練習機でギターを弾けない時間もずっと練習していました。 そこで、僕も龍平さんにベース用の練習機を作ってもらいました。 残念ながら画像はありません。 その後、フォデラの五弦フレットレスが出来上がるまで五弦用の弦間の五弦用の練習機、Twanger社のPraxax(SLEEK ELITEが正規代理店でした)を使っていました。 ですがある時、某前奏というジャズ喫茶での12時間のセッション(15年目に入りました)で待ち時間に練習していたところ、とある尊敬するギタリストにこう言われました。 「今すぐそれを捨てなさい。弾きたくないことまで弾くようになってしまうから。」 その言葉に納得した自分はしばらく練習機は使わなくなりました。 ですがその後、Jaco Pastoriusを研究していくにつれ、成熟した右手の奏法が必要だと痛感しました。 正確なオルタネイト、管理されたミュート。 弦の近くまで上げたピックアップをなで、指を止める奏法(現在はGary Willisの発明したランプを使用するのが一般的になってきましたが、私見ではJacoの奏法の延長だと思っています。)。 現在ではHadrien FeraudやDario Deidda、Thiago Espirito SantoやLinley Martheなどが基本にしていますね。 今までオルタネイトとミュートをおろそかにしてきたので、改めて掘り下げるべく、また右手と向き合うことにしました。 思うに、右手の奏法を決めて練習することは管楽器で言うところのロングトーンのようなものだと思いました。 右手は伝えたいことを伝える、滑舌や方言、味、のようなものを司っていて、 左手は脳みそ(内容)のようなイメージです。 フォデラを手放してからもこの練習機で渋滞中、飛行機移動中、新幹線移動中などを利用して練習していました。 そしてこのPraxaxが壊れてしまい、新たに、たりきこうぼうの田力翼くんに練習機をオーダーしました。 右手がピックアップを撫でる感覚を得られる、大き過ぎない、重すぎない、そしてよりベースらしく、田力くんのアイデアを盛り込んだものを作って欲しい、とオーダーしてあがって来たのが写真の練習機です。 たりきこうぼう オルタネイト(alternate)の練習機ということでオルタネイター(alternater)、そして織原発案ということからオリタネイター(oriternater)という製品名にしてもらいました。 たりきこうぼう オリタネーター(oriternater) ORT/JB4-0 オリタネーターとプラックスアックス 奏法を見直してより、多くの発見があります。 という訳で、フレットレスベース奏者織原良次とmiD、そしてBGA透明な家具を今後ともよろしくお願いします。 miD次回のライブ ダンサー今村よしこさん主催のイベント×BGA透明な家具
by orihararyouji
| 2015-07-06 23:12
| BASS
|
ファン申請 |
||